« 最多重複解問題、再び。 | メイン | チームひとり »
2006年01月12日
mpuz にまつわる別の話
調子に乗って別の方面から mpuz について調べてみた。mpuz では設問となる数式は全て英文字でマスクされるが、何文字使用されるかは問題によってまちまちである。で、使用される文字数別にグラフ化してみたのだ。以下の通り ( クリックすると拡大画像が表示される )。
ちなみに、これらはすべて重複解問題は取り除いたあとの調査結果だ...まぁ、大体予想通りだろう。グラフからではよくわからないが、10文字登場する 「 フルコース 」 の設問は 2,852 問存在する。しかし、極めつけは別にある。なんと、3 文字しか登場しない問題が3つだけあったのだ。お目にかけよう。以下の3問である。
AAA
x BB
─────
CAAB
CAAB
──────
BCACB
AAA
x BB
─────
CBBA
CBBA
──────
ACBCA
AAB
x BB
─────
CABA
CABA
──────
BCBCA
...これらの3問は実際に出題されるため、答えは書かない。これだけ文字数が少ないとさぞかし解きにくい...と思うだろうか。さにあらず。経験論だが、文字数と難易度の間に相関関係はあまりないようなのだ。文字数が多くても、最初の手掛かりから芋づる式に解けてしまう問題もあるし、逆に 「 取り付く島の無い 」 ような問題もある。
さて、「 答えは書かない 」 とは言ったものの、せっかくである。ここで mpuz の解き方指南を兼ねて1つやってみようではないか。例に挙げるのは先の3問のうち、1番上の設問である。再度以下に示そう。
AAA
x BB
─────
CAAB
CAAB
──────
BCACB
では、始まり始まりである。まず、Aに着目しよう。加算部の中央でAとAと足してAになっている。その桁だけをみれば A+A=A だから、0だろうか? しかし、そもそも一番上にある掛け算の対象が AAA だから A=0 はありえない。ということは、下位から繰り上がってきた結果として A+A=A となっているわけだ。つまり、A=9 である。このことは、もうひとつ左の位を見てもわかる。C+A=C となっているが、加算部最上位では C が B になっているから繰上りが存在する。したがって A=9 である。
次に、繰り返しになるが加算部の最上位を見る。CがBになっているということは、下位からの繰り上がりがある。ここで注意して欲しいことは、加算における繰り上がりは常に1である、ということだ。つまり、C+1=B が成立するのである。この、加算部最上位を見るのは mpuz の必須攻略法である。加算部最上位で繰り上がりがある場合、強力な手掛かりとなるのだ。
CとBの関係はわかった。では、最後の詰めに入ろう。乗算部の最下位を見る。A×Bの下一桁がBになっている。Aは9だ。9に何かをかけて、結果の下一桁が同じ数字になるといったら? ...そう、5しかない。そして、C+1=BよりC=4が導出される...これで数式は以下のようになった。
999
x 55
─────
4995
4995
──────
54945
おめでとう! 完成だ。この問題で使用したテクニックは、mpuz 攻略法のほんの一部でしかない。まだ他にもいろいろとテクニックはあるが、今日はこのあたりで終了ということにしよう ( というか、ここまで読んでくれた方には感謝したい )。
投稿者 kagelow : 2006年01月12日 12:10
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.project-enigma.jp/members/kagelow/locus/mt-tb.cgi/166
このリストは、次のエントリーを参照しています: mpuz にまつわる別の話:
» [Palm]mpuz 1.01のその後 from Good News Forever@はてな
mpuzですが、1.01の存在に気付いてインストールしなおしてから、公約通りぼちぼち遊んでおります。陰郎さんも解法のヒントをお書きになっていますが、ときおり取り... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年01月15日 05:36