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2007年06月21日

エポックメイキング。または自転車操業。

 年をとって、流行の『良さ』を解しかねると感じる機会が多くなった。自分よりもひとまわりも若い世代の服装など、『格好いいのそれ?』 と疑問に思ってしまう。重要なのは、それが若い世代に対するやっかみなどではなく、誠実かつ真剣な疑問として感じられてしまうということだ。おそらくは、それは『年齢を重ねる』ということの結果に含まれるのであろうし、年齢相応に人間が成長していれば若い世代との間に隔たりを感じるのも自然なことだ...と前向きに信じることにはしているが。

 それとは少し違う話になるが、『 新しい 』 とされる機能を追加されて市場に投入される製品にも同じような感想を持つ場合がある。こちらは年齢との関係はわからないが、市場的に飽和して 「 新奇性 」 だけが頼りになってもまだ新製品を投入し続けなければならないような状況が原因ではないかと思われる。携帯電話を 「 振って 」 操作するのが 「 新しい 」 と言われたって、それは便利だと首肯するにはちと躊躇われる。マウスポインタのような操作インタフェイスの導入とてしかり。あるいはそれが実験的な試みだとした上で、何かが 「 新しい時代を創る 」 かもしれないという期待は、まぁないわけでもない。しかし、新しいものが必ずしも良いものとは限らないのと同じ理由で、新しい時代が必ずしも良い時代だとは限らない。それに、陰郎ならば 「 単に目先の収益に目が眩んでそれより先が見えなくなった結果の機能的自転車操業 」 という方にチップを積むだろう。エポックメイキングという言葉を感じることが頓に少なくなった昨今である。

投稿者 kagelow : 2007年06月21日 20:30

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